雪彦山 地蔵東稜〜すべり台〜大凹角 (2018/6/24)

メンバー:崎間(L、記)、椿尾、船戸

◆概要

 石鎚山北壁を6/23-24で計画していたものの、土曜日は天気が悪そうなので、日帰りで行ける雪彦山に変更した。テーマは船戸さんのマルチピッチ練習と、椿尾さんと僕のビバーク装備一式背負ってのアブミ練習。微妙に出発が遅かったせいか、他パーティーと被らずにしっかりと練習に励むことができた。天気は晴れときどき曇り。日が差すと暑かった。もう初夏だ。

◆詳細

 地蔵東稜取付きには何パーティーか居そうなので、取付き下の岩を回り込む手前、東稜向かって右側のルートからすべり台を目指すことにする。

 1p目(崎間リード):最初の2ピン程をA1で乗越した後、スラブとフェイスを左上し、さらにクラック沿いを右上する。ラインが屈曲してしまい、後半はロープドラッグとの戦いとなる。立派なビレイ支点を目指し、根性でロープを計40m程伸ばす。セカンドの船戸さんは初アブミで少々苦労していたが、椿尾さんのアドバイスもあり、なんとか登って来た。

Image file

<▲1p目を登る>

 2p目(崎間リード):3人パーティーのためロープの結び換えがややこしいので、2p目も引続き崎間がリードする。簡単なスラブ。60mロープだったので一気にすべり台の取付きへ行こうとしたものの、数m足らず、中途半端な部分でピッチを切ることになる。前傾壁に新しいボルトがあったので、そこでフォロービレイし、そのまま数mをトラバース気味に下降する作戦ですべり台取付に到着。時間をロスしてしまい反省。

 3p目(すべり台、椿尾さんリード):椿尾さんは果敢にも5.10cの直登ラインにトライ。全装なのでアブミ使用だが、ピン間隔がそれなりに遠いのでフリーの力も必要で、微妙なスメアリングを駆使して見事突破する。細かいカチホールドが散りばめられていて、なかなか面白いルートである。

Image file

<▲すべり台をリードする椿尾さん>

Image file

<▲すべり大をフォローする船戸さん>

 ここから大凹角まで歩きだが、3p目終了点の上部がちょっと岩場なので、念のためロープを出して移動する。ブッシュ地帯でロープ解除。踏み跡に惑わされて少し迷いつつ、馬の背の基部まで歩いて、そこから右に折れ大凹角を目指す。大凹角の手前まで岩稜を歩いて、テラスになっている部分でロープを出す(岩稜の手前でロープを出して、大凹角の出だしのしっかりした確保支点でピッチを切った方が良かったかもしれない)。

 4p目(大凹角、崎間リード):オフィズスサイズのクラックだが凹角だしホールドもあるのでクラック登りでなくとも登れる。というかクラック登りする方が難しい。フリーなら5.8か5.9くらいだろうか。練習のためにカムにアブミを掛けてのクライミングとする。キャメ#4以上を持っていなかったので、奥の小さいクラックにキャメ#0.3を決めてアブミに乗り込んだ途端、片効きだったことが分かり外れそうになる。いったん除荷し、慎重にカムをセットし直して登る。終了点は高度感のあるカンテ沿いのテラス。フォロービレイしてたら大きなスズメバチが近づいて来て、とても怖く、思わずロープを手繰る手が止まってしまい、フォローのお二人にも怖い思いをさせてしまったかも知れない。運命共同体。

Image file

<▲大凹角>

 5p目(崎間リード):最終ピッチは残置支点がほぼないので、けっこうなランナウトとなる。浅い溝に苦し紛れのカムを決めつつ、暑さでバテながら地蔵岳にトップアウト。終了点が山頂というのはとても気持ちが良いですね。

 なんだかんだで時間がかかり、3人が終了点にそろった時点でほぼ15時。加古川~紅稜会ルートへの継続は諦めて終了とする。虹ヶ滝ゴルジュを気にしつつ下山。下降路では珍しく誰とも会わなかったし、賀野神社前の駐車スペースには我々の車のみだ。つぎに雪彦山へ来るのは秋かな。

◆備忘録

文章:崎間 (2018/6/26)