下山後〜帰国

 

1/5():晴れ

ホテルのレストランで朝食を食べていると、あれ?BCのダイニングテントで一緒だったイギリス人のカレンだ!そうか、彼女たちもInka社だから、結局ホテルも一緒なんだね。で、隣に居るのは、カレンがBCで登頂を待っていた旦那さんか〜。カレンに「登ったよ〜」と報告すると、隣に居るお父さん、「一人で登ったのか!すごい、すごすぎる!本当に尊敬する!」と興奮し始めて、全然関係ない隣のテーブルの人に「この人、アコンカグアに登ったんですよ!それも一人で!すごいんですよ!」とかなんとか大騒ぎ。さらには娘も呼んできて、一緒に写真撮りなさいと皆で記念撮影。顔が日焼けでボロボロなんだけどな。ゆっくり食後のコーヒーでも楽しみたかったが、恥ずかしくてそそくさと部屋に戻った…。

洗濯をしたいが、日曜にやっているランドリーは無いみたい。洗濯は明日にする。このボロボロの顔をどうにかすべく、開いてるドラッグストアを探して行ってみる。これは化粧水なのかクレンジング剤なのかもよく分からず、ウロウロ。ようやく見つけた「After sun」と書かれたチューブを凝視していると、店員のおばちゃんが何やら話しかけてきた。「こんなん顔になっちまっただよ〜」と言いたく、顔を指さして訴えると、これもあるわよ、的な感じで、違うボトルを持ってきて、それらをレジに打ち始める。二つも要らんのだけどな、もうこの際、何でも塗っとくか、と思っていると、どうやら値段を教えてくれようとしていたみたいで、こっちの方が安いけどどうする?的に聞かれる。じゃ、安いこっち、と指さすと、でしょ〜的な感じで、購入終了。なんか皆、いい人ばかりだな。

顔もこんなだし、日曜はどこのお店もお休みだし、今日はとにかくのんびりしよう!いつものカルフールでビールを購入して、飲んでは昼寝…の素晴らしい1日を過ごす。おばちゃんおススメの保湿乳液を塗ったくったおかげで、夜のシャワー時には黒い皮がベロベロ剥けて、中から柔らかい肌が現れた。我ながら、再生力に驚く。

「この乳液が良かった!おばちゃん、ありがとう!」

 

1/6():晴れ

Inka社のパックに含まれていたのはメンドーサのホテル3泊分。予定より大分早く下山したので、さらに5泊必要。どこか他の町を観光することも考えたが、広いアルゼンチン。手頃な場所は見つからないので、メンドーサでのんびりすることに。このままこのホテルに泊まるのは費用がかさむので、昨日Booking.comで予約した近くのアパートにお引越し。実は足ふきマットで、埃だらけのダッフルバックを拭いたところ、まっ茶色になってしまったのだが、チェックアウト時、しっかりバレて、400アルゼンチンペソ(700円ちょっと)取られた…。

さて、新しい滞在先の部屋は15階の最上階で、窓も大きく、クィーンベッド、明るくて広いバスルームに、簡単なキッチンまで付いて、期待を遥かに超える素敵な部屋!これで14000円とはいいとこ見つけた。ただ、カードで支払えるというのでここにしたのに、実際は払えなかった。現金をどうにかゲットせねば…。

 

 「快適なアパート♪」

まずはコインランドリーを探すが、Googlelavanderiaと調べて出てきたのは、どこもクリーニング店。こんな砂まみれのを洗ってもらうのも悪い。結局、カルフールで洗剤買って、自分で手洗いすることに。スーパーには大量のワインと肉が並んでいる。どれも日本より全然安い!帰りの土産を入れるには、残っている食料を食べねばならないが、こうなるとα米とか食べる気にならず、牛肉と赤ワインを買って帰る。その途中で見つけたATMでアルゼンチンペソを下してみる。やはり上限があるようで、6300ペソまでしか下せなかったが、またひとつ新しいことが出来るようになって嬉しい。

バスタブで洗っても洗っても茶色い水の出る洗濯物と格闘してから、遅いランチ。たかが200円くらいの肉と400円くらいのワインなのに、マジ旨い!空気も乾燥しているので、洗濯物もドンドン乾く。この乾燥のせいで、鼻血が未だに治らないのは難点だが、メンドーサはいいところだのう。機嫌を良くして、TVの映画チャンネルを見るが、ロバート・デ・ニーロもキャメロン・ディアスも皆、スペイン語を話しているのが違和感でしかなく、スマホでAmazonビデオを見て過ごした。

 

1/7():晴れ

この日は、昨日下山したはずのフェルナンドと会うことになっている。疲れているだろうから、夕方会って、食事に行くことに。で、聞くと、今日メンドーサに戻ってきて、友達のうちに泊まっているんだと(ただし、その友達自身はお留守でそのご両親にお世話になっているらしい…)。フェルナンドは18日までメンドーサに居るから、下山したら一緒にボデガ(ワイナリー)に行こうぜい、と誘われていた。まずは観光局で情報収集。フェルナンドはスペイン語が話せるので助かる(ていうかスペイン語が母国語)。いくつか地区があるけど、Maipuというところで、レンタサイクルしてボデガを巡れるらしいので、そこに行くことにする。楽しそう〜!!夕飯はやっぱりステーキ!

 

1/8():晴れ

観光局近くのマックで待ち合わせ。路面電車に乗って、Maipuまで行くが、どうやら逆方面に乗っていたらしく、Google mapの「現在地」がどんどん遠退いていく…。途中で気付いて、乗り直す。

知らない街で地元の人に溶け込んで電車に乗るのは楽しい。車内を観察していると、明らかに知り合いではなかったはずなのに、ボックス席で一緒になっただけで会話が弾み、最後はなぜかハグして別れている。こちらのフェルナンドも向かいに乗ってきたおっちゃんと何やら盛り上がっている。念の為、「知り合い?」と聞くが、ちっとも知り合いではなかったらしい。後日行った土産物屋では、店のおっちゃんと何やら盛り上がり、見かねた店員のお姉さんが、「長くなりそうだからワインの試飲でもする?」と声を掛けてくれる始末。(結局30分近く話していたと思う。)そのお姉さんのお父さんも超おしゃべりらしい。メンドーサの街中でも、平日の昼間っから男性が集まって、熱弁をふるっていたし、ラテンの男性は話好きのようです…。

さて、Maipuに到着し、駅前にあった看板の可愛いレンタサイクル屋に。たくさんボテガがあるようだが、店員のお兄ちゃんのおススメコースで回ることに。レンタサイクル代と3件のボテガ見学&試飲のチケットを購入して、1200ペソ(約2000円ちょっと)。もらった地図を見ながらボテガを探すが、地図はかなり端折られていたようで、それぞれがなかなか遠い。暑くて喉が渇くので、昼食はビールとハンバーガー!どんどんいい気分になっていく♪。

 

 

オーガニックワインとかも1400円弱とかなので、持って帰れるもんなら買いまくりたかったが、ダッフルバックは既にギュウギュウ、割れ物も不安なので、お土産は我慢して試飲に徹する。ちなみにメンドーサはマルベックという品種の赤ワインが有名。日本じゃあまり見かけませんが、アルゼンチンの肉料理に合う力強いワイルドなお味です〜。

 

 

さて、最後のボテガともなると、ほろ酔いを通り越してかなり出来上がってくる。スペイン語は分からないが他の試飲客とも知らぬ間に仲良くなって、追加でワインやらビールやら飲みまくり、皆でバスで仲良くメンドーサに帰った。

  

 

 

1/9()10():毎日晴れ

市内観光やショッピングをしてダラダラ過ごす。昼間っからステーキとビール、ワインを楽しむ日々…。ずっとメンドーサに居るのも暇かと思ったけど、のんびり出来て良かった。最後の晩は、タンゴショーもどきを見ながらのディナーを楽しんだ。

 

 

 

1/11()

あらかじめInka社に引っ越し先のアパートを伝えていたので、ドライバーが7時に迎えに来る。10時半の飛行機なのに、早過ぎね?と思ったが、やっぱり早すぎて、まだチェックイン出来なかった…。朝ご飯を食べて待つ。

12時過ぎにブエノスアイレスのホルヘニューベリー空港に着く。ここから国際線のエセイサ空港まで、ティエンダレオン社のバスで移動。580ペソ(約1000円)だけど、フカフカのシートのきれいなバスで、荷物の引換券もくれるし安心。乗る際に、アメリカン航空はターミナルAで降りるように言われる。約20日前、初めてブエノスアイレスに着いた頃は、治安の悪さに怯えてビクビクだったが、今やバスでの移動も余裕〜。

爆睡していてハッと起きると、空港に着いたみたい。私が急に起きてキョロキョロしているので、隣のおっちゃんが心配して、「航空会社によって降りるところが違うんだぜ、お前何処で降りるんだ?」と聞いてくる。「アメリカン航空?ターミナルA?」と寝ぼけながら答えると、「俺も分かんねーから、運ちゃんに聞いた方がいいぜ」と言ってくれた。結局、ターミナルAは次だったので、大丈夫だった。そんなんで、心配していた空港移動も無事完了!早くこの邪魔な荷物(90Lダッフルバック+45Lザック)を預けてしまいたいが、22時過ぎのフライトの為、またチェックインカウンターは空いていない…。しゃあないので、ビールでも飲んで待つかと買ったら、ビールではなく甘いサイダー(リンゴのお酒)でテンション下がる…。

ブエノスアイレスから12時間のフライトで朝の6時にLA空港に到着。北半球になり、急に寒い。12:45のフライトだが、これまた早すぎてチェックイン出来ない…。もはや今日が何日なのか、何時なのか、何時間まともに寝てないのか、よく分からない…。(これで時間感覚が完全にリセットされたようで、帰国後、全く時差ボケにならなかった。)8時にチェックインカウンターが開く。下山してから日本人はおろかアジア人に全く会わなかったが、ここまで来ると中国人だらけ。中国人の列をぬって、JALのカウンターに行くと、久しぶりに日本語で話しかけられて、めちゃくちゃ嬉しかった。さらには搭乗アナウンスで久しぶりに日本語を聞いて、妙に感動。必死に耳を傾けなくても聞き取れるって素晴らしい。キャビンアテンダントの丁寧な対応に日本らしさを感じながら、1/13()の晩、寒い関西空港にたどり着き、行きと同様、大荷物を抱えてヨタヨタと家に帰り、長かった山行(半分は観光)を終えた。

 

メモへ続く