2008年3月20-23日 戸隠 本院岳 ダイレクト尾根
メンバー/中嶋L、吉田 



3/20<雨のち曇> 15:00登山届けを提出し、上楠川の駐車場を出発する。途中ワカンをつけて登山道を歩き17:00二股に到着。今日のテント場とする。
 3/21<晴> 6:00二股を出発すぐにダイレクト尾根末端を登る事になる。ワカンを付けて白樺台地を抜けて鳥居ハングに到着。(8:00)ワカンをアイゼンに換えて、左の参道ルンゼを登り尾根上に出る。P2の下部でザイルを出して中嶋がリードで登る。岩が出ているリッジを登り、キノコ雪の手前の立木でビレイ。続いて吉田がキノコ雪を崩しながらリードする。暫く歩くと3mくらいの下りがあり懸垂をする。P3・P4は左側をトラバースし、P5は壁の左側の溝を中嶋リードで直登し、続いてP6の雪稜を吉田リードで登る。P6の下部でビレイしていると後ろから声が聞こえ振り向くと三人のパーティーが我々の後を登ってきていた。彼らのためにラッセルをしていたようだ。今日の核心であるP7の登り手前で後続パーティーに先を譲り休憩する。対面から見るとかなり急な稜である。重荷では自身がないので、中嶋リード空荷で登ることとする。荷揚げに手惑いこのピッチだけで1時間ほど費やした。上部の立木でビレイし吉田とリードを交代する。三人パーティーはP7とP8のコルにテントを張って、P8にフィックスロープを付けている。P8も対面から見るとかなり急な稜である。時間がかかりそうなので我々のP7の頂上でテントを張ることに決定する。空荷でリードしていた三人パーティーの一人がP8でのフィックスロープの作業中に3〜4m滑落した。空荷でも落ちるのかと正直ビビる。
3/22<晴> 6:00時に出発するも先行パーティー待ちで、登りだしたのが7:00であった。プラトーまで吉田の荷物を軽くして吉田リードで登ることとする。P8を2ピッチ吉田リードで登る。P7よりは少し易しい感じだ。暫く歩き20mの懸垂をしてプラトーに着いた。(9:00)荷物をデポしP9から本院岳に向かう。先行パーティーのトレースを追って右側から大きくトラバースし、左側上部のルンゼの所から中嶋リードで笹をつかみながら登る。上部の立木でビレイ。稜線上に出て、左側を吉田リードでトラバースする。今度は稜線上のいやらしい雪稜を吉田がリードで登る。午後は全体的に雪が腐って緊張させられる。中嶋リードで簡単な雪稜を登るとそこが本院岳の頂上であった。吉田とお互いの健闘を称えて握手を交わす。(13:00)プラトーに向けて13:30慎重に同ルートを下降する。17:30今日の安全圏であるプラトーのテント場に到着。
 3/23<晴> 5:45雪崩の危険性を考えて朝早くに西岳本谷を下降する。途中かなりのデブリが見られる。あまり気持ちのいいものではなかった。何とか一般道に出て駐車場に着いた。(9:15)神告げ温泉でお風呂に入り、戸隠そばを堪能して帰路についた。
 今回は大変天候に恵まれた山行でした。特に本院岳登頂の日は風もなく長時間行動にもかかわらずあまり天候に関して不安感はなかったです。夜は吉田の新しい825フィルパワー羽毛量600gの寝袋のパワーを横目で見て、下界の格差社会を感じながら羽毛量135gの寝袋でうとうと眠っている中嶋でした。良い山行でした。

文章/中嶋