2009年2月19-20日 八ヶ岳ジョウゴ沢、南沢小滝
メンバー/大内、辰己



18日JR吹田駅集合。大内の仕事の都合で30分遅れの(22:30)大内車で出発。美濃戸口(3:00)着。1月に比べて今回は道路にほとんど積雪がなかった。 19日<晴れ> 6:00起床、7:20出発。まだ2月だと言うのに山道の雪もかなり減り山は春の兆し、でも春にはまだ早い、もう少し冬で居ていて欲しいものだ。(10:30)赤岳鉱泉着、小屋前付近に買ったばかりの二人用テントを張る場所を探していると大きな日本カモシカ3頭を発見、熊と見まごう大きさで驚いたがしばらくすると山の中へ消えていった。(11:30)準備を整えてジョーゴ沢へ出発。(12:00)F1に到着、F1,F2と越え上部エリアの滝を探し、15m滝(名称不明大滝へ続く小滝か?)とナイアガラの滝10mをそれぞれ2本ずつリ−ドした。氷の状態は概ね良好でアイスアックス、アイゼン共によく効き快適なクライミングができた。辰巳は会長から新品のアイゼンを貰ったらしく「とても登りやすい」とご機嫌だった。子供の頃暗くなるまで遊んでいたことをなんとなく思い出しながら(4:45)下山開始。夕食はきつねうどんとチンジャオロースー、遊び疲れた体にビールが良く回りうつらうつら。ラジオからは明日の荒天を告げている、海も山も大荒れだそうだ、残念ながら今回のメインの大同心南稜+小同心クラックはお預けだろう。とりあえず4時起きで様子を見てから明日の行動は決めることにして就寝。

20日<雪のち雨> (4:00)起床、凄い風だ。林の中なのにテントごと持っていかれそう、天気予報はみごと的中し大同心はまたも遠のいた。とりあえずのんびりコーヒーを沸かし、ラーメンをすすり今日の行動を考える。「ここより上はダメ、下で遊べる所」という事で南沢の氷爆を登ることにする、資料によると結構面白そうである。そうと決まれば時間が余ったので辰巳は念願の「二度寝」を楽しみ,私もコーヒーを飲みながらうとうとと贅沢な時間を過ごす。テントを撤収し下山準備を整え(8:00)行者小屋をめざして出発、20〜30cmの新雪が積もっていて吹き溜まりでは腰くらいのラッセルになることもしばしば、我々より20分程先行して単独者が居る、ラッセルご苦労様。中山乗越し手前で単独者を追い越し(9:30)行者小屋着、小休止を取り(10:00)出発。暫くするとポツポツと雨が落ちてきた、「2月だと言うのに雨かよ」と嘆くうちに雨足はだんだん強くなりやがて本降りに、「先週の御在所の時と同じやな〜雨男は返上したはずやのに」と暗に辰巳のせいにしてみる。滝の場所がイマイチ分らないのでそれらしき沢筋はとりあえず入ってみる、3〜4本調べたが氷爆は見つからず、雨で手袋は握るだけで水が滴り落ち、オーバーパンツとジャージも通り越して滲みてきてかなりモチベーションはさがる。登山道に青いロープが張ってある沢筋に入ってみると5分程で(12:00)小滝を発見、さらに上流へ10〜15分遡ると大滝が見事な姿で出迎えてくれ下がり気味だったモチベーションも一気に上がる。残念ながら大滝は我々の手には負えないので小滝に戻り、立ち木でトップロープを張り2本ずつ登る。高さはそれほどでもないがバーチカルで楽しい、辰巳は腕が上がってバイルが極まらず苦戦している。(2:00)ビールでクールダウンして下山、(3:00)美濃戸山荘、(4:20)美濃戸口。もみの湯は(5:00)から¥300になるのでロビーで10分ほど待って入浴券を購入。入浴後交代で車を走らせETC深夜割引になるよう(12:00)を越えるように時間を調整して大阪へ戻った。
文章/大内